12月には珍しい冬晴れ
昨日叩いて水につけておいたネリ
十分過ぎるほどの粘り、これが畑からそのままの自然の力
いよいよ紙になってゆく
木灰煮の穏やかな煮え方でやや荒めの繊維
明日夕方には紙として出来上がる
仕入れてほぼ10か月、半年がかりで少しずつ処理してきた水戸楮
最高ランクの楮に恥じない紙になるように
五箇に生まれて紙漉き習うて
かみの匂い
ふっと藁のような懐かしい匂い
昨日の試作が乾いてきた
柄の出来はともかくも三椏の光沢がよく出ている。
今年最後の試作はちょっと面白い紙になった。
いつもの飛龍にちょっと手を加えてみた。画像ではわかりにくいが
これも今年最後のタペストリー
透かしが入り、上下にはバーを貼り付けて仕上げる
今週土曜で工場仕事は終了。
一枚一枚漉き上げる、一年の思いを込めて
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