寒さも忘れ
2013-12-20



年末の締め日、さすがに注文は落ち着いてきた。

木灰煮の水戸楮の紙を来週から漉くためにひたすら叩く作業が続く
禺画像]
パンパンと大きな音が工場にこだまする。10分で寒さはどこかへ

今日は3時間以上、さすがにまめができた
禺画像]
力を抜いてやる作業、ゆっくりとを心がけるも師走の空気はのんびり作業は許さないようだ

できた楮をなぎなたビーターで叩解、やや煮方が硬かったのでなかなか細かくならない
禺画像]
その分叩く方に負担がかかるということになる。だからと言って柔らかすぎると丈夫さが落ち、歩留まりも悪くなる。

木灰は自然のもの、数字のデータがないので煮るのはなかなか難しい

それでもじっくり取り組もうと思っていた矢先、早めに納品が完了しやれやれと思っていた現場から紙の不足の連絡がお昼直前に…

工事引き渡し日は24日、撥水加工も必要なので今日漉いておかないともう間に合わない。

急遽漉き場の職人全員で午後一番から1500×2100の大判紙制作
禺画像]
何とか紙は漉き終えた。同時進行で撥水加工の職人さんに無理を承知でお願い。

冬空の風が強い日、明日もほぼ同じ予報。加工は外なので寒さもきついが強風も困る

ブルーシートで囲んでの作業をお願いする

明日朝に乾燥完了、加工が済み次第荷造り、日曜配達が可能な運送業者まで持ち込み

忙しくなるなあ

今日は監督代行で練習
禺画像]
元気な声、厳しい監督とは真逆のゆるゆるコーチ、ちょっとのびのびさせ過ぎかな

冬の越前は雷と雪、道には白い幕がかかる
禺画像]

雪起こしと呼ばれる雷、あられが屋根を叩く音

                 かみが鳴る里


                  気温もぐっと下がり、明日は雪景色かもしれないな
[かみと暮らす]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット