雷神 畏れ崇めるかみ
2015-10-31



試作の残りで飛龍の小作品群、これらは急遽決まった福時大安禅寺展のワークショップ用
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すべての原料の始末をして


これからの一枚のため、汚れたバケツなど漉き場を洗浄
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すべての原料を並べて時を待つ
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いつもはラジオやお気に入りの音楽もすべて止める。土曜の夕方、電話も無く静寂の工場

仕事は山積み、同時進行の乱れ格子は別の場所で
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集中するために漉き場を二つ使う。休日仕事ならでは

地紙に落水を施した上よりいよいよ下書き開始
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いつもは一気に手を進めるところをあらかじめ用意した構図に従って少しずつ

それでも勢いを殺さぬように
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あえて表情は描かなかった
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雷神というイメージのままでとどめておくために あくまで紙であって神そのものではない

また天変地異の力をつかさどる神の顔は見る人さまざま、その人が感じる表情
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力強さと自分の表現をこの中にどこまで入れられるか
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この題材を自分が作っていいものかどうか、自分自身を試す紙
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いつか作ってみたかった紙、もう一枚は明日に


[和紙の展示室]
[かみと暮らす]

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