1月末から準備を始めほぼ20日間、ようやく仕上がった天然紙
広葉樹にこだわった薪ストーブの木灰
丁寧に始末されている国産の楮
木灰の灰汁で楮の様子を見ながら煮る
普段より何倍も時間をかけてようやく柔らかくなった
煮あがった楮
ほぼ一日水に晒し灰汁を抜く
さらに水で晒しながら塵を除去すること1週間
しっかり叩いてほぐす
昨年収穫し保管しておいたトロロアオイ
叩いて粘液を取り出す。
気温の低い冬、傷むこともなく数日は粘度を保っている
今年はやや濃いめに溶いて厚口に漉いた
ゆっくりと圧搾
板に貼り込んで乾燥を待つ
天然紙厚口、楮の紙としてはかなりの厚口が50枚漉き上がる
目立った塵も少なく、色も無漂白の生成り色としては白い
繊細というよりも力強い表情を持つ
微細繊維と長繊維とが絡み合う丈夫な紙
まさに楮という植物のまま紙となった
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